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Redewendungen der Woche KW32/2021

先週(2021年第32週)にFBのページTwitterまたはNoteでご紹介した「Redewendung des Tages 今日のドイツ語慣用句」をまとめてご紹介します。


1. jemanden ausnehmen wie eine Weihnachtsgans


意味: ~を徹底的に利用し尽くす。

字義通りには「~をクリスマスのガチョウのように利用する」



例文: Der Alte ist stinkreich und strohdumm, den nehmen wir aus wie eine Weihnachtsgans!(訳例:あのじじいはすっげえ金持ちの上に大まぬけだから、取れるだけ分捕ろうぜ)


Du hast sie ausgenommen wie eine Weihnachtsgans, mit ihrer Angst vor der Schande. - Ludwig Fels, "Die Sünden der Armut"(訳例:彼女が恥となることを恐れているのをいいことに、君ってやつは彼女をとことんまで利用し尽くした)


解説: この口語的な慣用句は一種の言葉遊びです。 jemanden ausnehmen は「(人)を利用する」を意味しますが、料理用語で (ein Tier) ausnehmen は動物の内臓を取り出すことを意味するため、「wie eine Weihnachtsgans クリスマスのガチョウのように」という比喩でその両方の意味をつなげ、「クリスマスのガチョウの内臓をくり抜いて中を空っぽにしてしまうように人をすっからかんの状態にする」というニュアンスになります。 辞書にあるような「徹底的に利用し尽くす」だと今一つその語感が伝わらないのではないかと思います。「さんざん食い物にする」あたりが近いのではないでしょうか。



2. jemanden auspressen / ausquetschen wie eine Zitrone


意味: ~から力・情報・お金などを徹底的に搾り取る



例文: Wer seinen Körper auspresst wie eine Zitrone, darf sich nicht wundern, wenn ihm bald der Saft ausgeht.(訳例:自分の体をレモンを絞るように酷使する人はそのうち絞る中身がなくなっても文句は言えない)


Wer heute einen Versicherungsvertrag für sein Auto abschließt, wird ausgequetscht wie eine Zitrone.(訳例:今日車の保険の契約をする人はとことんぼったくられる)


解説: 上にご紹介した「ausnehmen wie eine Weihnachtsgans(~を徹底的に食い物にする)」に似た口語的な慣用表現で、ここでは内臓を取られるクリスマスのガチョウの代わりに絞られるレモンにたとえられています。 搾り取る対象はお金・財産などに限らず、最初の例文のように体力であったり、その他の力・エネルギーであったり、情報(質問攻めにする)であったりするので、クリスマスのガチョウより守備範囲が広いと言えます。

auspressen と ausquetschen の2つ動詞と組み合わせ可能ですが、auspressen の方が使用頻度は高いようです。 同義語ではありますが、auspressen は pressen「圧力をかける、押す」、ausquetschen は quetschen「(挟んで)潰す」の語感をそれぞれイメージとして残しています。 ausquetschen の方がやや砕けた表現のようです。


3. nach jemandem/etwas Ausschau halten


意味: ~の出現を〔期待して〕見張る、待つ



例文: Er stand auf dem Balkon und hielt nach den Gästen Ausschau.(訳例:彼はベランダに立って客が来ないかと見張った。)


Wir verbringen immer weniger Zeit, tiefgründig zu lesen, weil wir schnell nach einem neuen Reiz Ausschau halten. (訳例:私たちはすぐに新しい刺激を求めてしまうので、深く読むための時間がどんどん少なくなっている。)


解説: この慣用句は「nach ... ausschauen」という動詞句を名詞化して、halten という機能動詞を使う機能動詞構造の一種です。しかし、それほど持って回ったような表現ではなく、口語でも割と普通に使われます。

4. den Ausschlag geben


意味: 決定的影響を与える、最後の決着をつける。 字義通りには「傾きを与える」


例文: Und das soll nun den Ausschlag geben?(訳例:それで決着をつけたらいいのか)


Den Ausschlag gab schließlich der gescheiterte Versuch, die Verteidigungsausgaben zu kürzen:...(訳例:結局のところ防衛費削減の試みが失敗に終わったことが決定的影響を与えた)


解説: この慣用句は頻繁に使われるカテゴリーに属しています。これを形容詞化した ausschlaggebend(決定的な)も頻出単語と言ってよいでしょう。

さて、この「傾き」はいったい何のことを指しているのでしょうか?ちょっと想像してみてください。「傾き」と「決定」を繋げるものがあるとしたらなんだと思いますか? 答えは天秤です。日本語でも「天秤が傾く」という言い方をしますよね?選択肢が2つあったとして、どちらかが「重い =重要」であれば、天秤はそちらに傾き、これによって選択が決定されるわけです。 ドイツ語では「Waage 天秤・秤」は明示されていませんが、「Ausschlag 傾き」がその存在を暗示していたのです。現在ではこの慣用句を使うときに秤のイメージを思い浮かべるドイツ語話者はほとんどいないようですが、語源は「ausschlagende Waage 天秤の傾き」にあります。





5. unter Ausschluss der Öffentlichkeit


意味: 非公開で 字義通りには「公衆の除外の下で」


例文: Der Prozess läuft unter Ausschluss der Öffentlichkeit zum Schutz des heute 15-jährigen Angeklagten.(訳例:裁判は現在15歳の被告を保護するために非公開で行われる。)


Die Nichtregierungsorganisation Campact kritisiert, dass die G20 unter Ausschluss der Öffentlichkeit tagt.(訳例:非政府組織のCampactはG20が非公開で開催されることを批判している。)


Verhandelt wird unter Ausschluss der Öffentlichkeit, viele Nachrichten der vergangenen Monate basieren daher auf Gerüchten.(訳例:交渉は非公開であるため、過去数カ月の数多いニュースは噂を基にしている。)


解説: この慣用句は意味的なひねりやねじれがなく字義通りに解釈できるものです。

映画(1961)のタイトルになるほどの定型表現なのでぜひ覚えておきましょう(当時は旧正書法に基づいて Ausschluß)。




6. nach etwas/was aussehen <-> nach nichts aussehen


意味: 見ばえがする(字義通りには「何かのように見える」) <-> ぱっとしない;なんでもないこと・やさしいことのように見える(字義通りには「何物でもないように見える」


例文: Jede sieht nach was aus, in Kleidern und Make-up, aber nicht jede ist am nächsten Morgen noch so attraktiv, wie du es wahrscheinlich gerne hättest!(訳例:どんな女も服とメイクで見栄えがするが、次の朝にどの女も君がおそらく望んでいるほど魅力的とは限らないよ!)


Ja, mach mal noch die fetten Felgen dran. Die sind mir die 1.480€ wirklich wert - soll ja nach was aussehen!(訳例:ああ、それからそのぶっといリムをつけてくれよ。それは1,480€を出すだけの価値があるからな。やっぱり見栄えは大事だよ!)


Große Sätze großer Männer erkennt man daran, dass sie, die Sätze, zunächst nach nichts aussehen.(訳例:偉大な男たちの偉大な言葉は、それが一見何でもないことのように思えるところでそれと認識できるものだ。)


解説: Aussehen は基本的に「ルックス」「見た目」を表します。前置詞 nach を取ることで「~のように見える」を意味します。 この慣用句で使われている etwas またはその省略形である was は、ここでは nichts の対義語としてポジティブな意味で捉えられています。

最後の例文でお分かりのように、aussehen はいわゆる「ルックス」だけでなく、言葉などの「印象」を意味することもあります。


Beurteile nich nach dem Aussehen. Salz sieht auch aus wie Zucker.
Beurteile nich nach dem Aussehen

画像のテキスト:見かけで判断するな。塩も砂糖のように見える。


7. So siehst du aus!


意味: 何バカなことを言ってるんだ。ふざけたこと言うな。 字義通りには「そんなふうに君は見える」


例文: Während du dich amüsierst, soll ich zu Hause bleiben und auf die Kinder aufpassen? So siehst du aus!(訳例:あんたが楽しんでいる間に私は家で子どもの面倒見てろっての?何言ってんのよ!)


So siehst du aus, da kennst du die Weiber, mein Junge.(訳例:おやまあ、何を言うかと思えば。随分と女ってものを知ったふうな口きくじゃねぇか、坊主。)


解説: この口語表現は皮肉を含んだ言い回しなのですが、省略形であるため、そのままでは意味が通らないものです。 "Es sieht so aus, als ob du dich irrst!"(君は間違っているようだ) "Es sieht so aus, als ob du nicht die Wahrheit sagst!"(君は真実を言っていないようだ) というような本来の正しい構文を崩して短くしたものだと言われています。 紋切り型の慣用句で本のタイトルにもなっています。













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