Die Redewendungen, die diese Woche (KW48/2020) in FB, Twitter oder Note als "Redewendung des Tages" vorgestellt wurden, werden hier zusammengefasst.
1.Du kannst mich am Abend besuchen.
意味:もう関わりになりたくない。いい加減にして欲しい。 字義通りには「君は夜に私のところを訪ねることができる」
例文: Meine Freundin hat mich jetzt schon das dritte Mal versetzt, die kann mich mal am Abend besuchen.(訳例:彼女はもう3度も約束をすっぽかしたんだ。もういい加減にして欲しいよ)
解説: 言葉通りの意味と実際の意味を比べると「なぜ?!」と驚くかと思いますが、これは野卑な表現である「am Arsch lecken(ケツを舐める-->くそくらえ、ほっといてくれ)」の上品な言い替えなのです。「am A...」だけが本来の言わんとしている表現を暗示していることになります。 Du kannst mich mal! という言い方もします。これも「am Arsch lecken」と続けるのを控えた表現のバリエーションです。
2.das Abendmahl auf etwas nehmen
意味: それは誓って大丈夫だ、それは間違いない。字義通りには「それに関して(またはそれにかけて)聖餐を取る(受ける)」
例文: Sie ist dabeigewesen, darauf nehme ich das Abendmahl. (訳例:彼女はそこにいた。誓ってそれは真実だよ)
解説: das Abendmahl は「新約聖書」の福音書に叙述されたキリスト受難前夜のキリストと十二弟子との最後の晩餐を指す一方で、プロテスタント(新教)においては聖別の制定句と陪餐(聖体拝領)を含む Kommunion の意味で「聖餐」を指します。新教における聖餐式 das Abendmahl nehmen(または empfangen)は秘跡 Sakrament の1つで、信者の信仰を確認・強化する意味があるため、auf etwas(何かについて)それをするということは、そのことを神(または自分の信仰)にかけて誓うことになります。この慣用句はその誓いの比喩です。 現在では「古めかしい」表現で、知らないドイツ語ネイティブも多いかもしれません。
3.bei jemandem abgegessen haben
意味: ~にもはや愛想をつかされている、~歓迎されていない。字義通りには「~のところで食べ尽くした」。
例文: Dein Freund hat sich auf der Feier wieder vorbeibenommen, der hat bei uns abgegessen. (訳例:お前の友達はパーティーでまた羽目を外していたぞ。あいつはもううちに連れて来るなよ)
Zum dritten Mal hat er nun schon sein Versprechen gebrochen. Der hat aber jetzt bei mir abgegessen. (訳例:彼が約束を破るのはもうこれで三回目だ。彼には本当にもう愛想が尽きた)
解説: お客としてよそのお宅にお邪魔して、そのお宅で食べ物をあるだけ食べつくしてしまえば、当然迷惑で、そういうお客にはもう来てもらいたくないと思うのが人情ですよね。この慣用句はそれを比喩的に用いたものです。主にドイツ中東部で限定的に使われる表現なので、知らないドイツ人が多いことにご注意ください。
4.Dieser/Der Zug ist abgefahren.
意味: 機会を逃した。もう遅い。字義通りには「この/その電車は出発した」
例文: Reformen in diesem Bereich sind jetzt nicht mehr möglich. Dieser Zug ist für die Gemeinden längst abgefahren.(訳例:この分野の改革は今となってはもう不可能だ。自治体はとっくにその機会を逃してしまったのだ)
Zu seinem Schrecken musste er einsehen, dass dieser Zug bereits abgefahren war. (訳例:すでにこの機会を逃していたことを彼は驚愕とともに認めざるを得なかった)
解説: この慣用句は、駅での電車発進準備完了アナウンスから来ています。これがアナウンスされると、たとえ電車がまだホームにあって、物理的にまだ発進していなくても、乗客が乗り込むことはできなくなります。乗ろうと思った電車のドアが目の前で閉められて、出発してしまった経験はどなたにもあるかと思いますが、そういうなんとも悔しい状況を比喩的に用いたのがこの表現です。 例文にもある通り、schon, bereits, längst と言った副詞を伴うことが多いです。
5.sich einen abfrieren
意味: ひどく(死ぬほど)凍える。to freeze to death
例文: Wir haben uns auf dem Fußballplatz ganz schön einen abgefroren.(訳例:私たちはサッカー場でまったく死ぬほど凍えたよ)
Gestern Nacht habe ich mir ganz schön einen abgefroren. (訳例:昨夜はマジですごく凍えたわ)
解説: abfrieren という動詞の前綴り ab- は、英語の of, off と同じ語源で、「離れる」という意味がある一方で、「終わりまで」という意味もあります。英語でも freeze off (my legs など) という言い方をしますね。 Dativ の sich は abfrieren の当事者・被害者であることを示し、einen は漠然と体全体を指しています。明確に体の一部を表す場合は定冠詞を付けて、sich den Arsch(ケツ) abfrieren や sich die Füße(足)abfrieren のように言います。この場合、その指定された身体部位が、「本体から離れて落ちてしまうほど寒い」というイメージが根底にあります。寒くて手や足がしびれたり感覚がなくなったりすると、確かにその部分が離れてしまったような感じがしますよね。
6.sich einen guten Abgang verschaffen
意味: 見事な引き際を飾る、引退の花道を飾る;要領よく切り抜ける、うまく逃げ出す to make a graceful (good) exit。字義通りには「いい退場(の仕方)を手に入れる-->いい退場をする」
例文: Mit einem Appell an die Öffentlichkeit versuchte sich der Politiker einen guten Abgang zu verschaffen.(訳例:公衆にアピールすることでその政治家は要領よく切り抜けようとした)
Aber jetzt denk' ich wohl besser daran wie ich mir noch einen guten Abgang verschaffen kann! - Hannes Wader(訳例:でも今俺は、どう引退の花道を飾れるのか考えた方がいいかもしれない)
解説: sich etwas verschaffen は「(自分のために)何かを手に入れる、調達する」という意味です。einen guten Abgang は舞台用語で、舞台からのよい退場(の仕方)を指します。その退場が具体的に何を指すのか、「いい」とは誰にとってまたはどういう観点からの評価なのかという違いによって、日本語では「見事な引き際」や「引退の花道」あるいはまたその場を去る意味での「切り抜ける・逃げだす」という違いが出てきます。このため、可能な訳を覚えるのではなく、字義通りの「よい退場」で覚えた方がいいと思います。
7.einen Abgang machen
意味: 立ち去る、消える。字義通りには「退場をする」
例文: Mach endlich einen Abgang!(訳例:もう帰れよ!) Tschüs, ich mach' 'nen Abgang!(訳例:じゃあね、私帰るわ!)
解説: 舞台用語 Abgang 「退場」をもとにした慣用句です。とてもくだけた言い方で、その場を立ち去ることを表します。
この表現のバリエーションとして「den polnischen Abgang machen ポーランド式退場をする」というのがあります。これは挨拶・暇乞いをせずに黙って帰ることを指します。主に東ドイツで使われます。 このように隣国人を失礼な態度の典型例とすることは決して稀ではありません。 英語には to take French leave(フランス式に立ち去る)という表現があり、フランス語には filer à l'anglaise(英国式に立ち去る)という表現があります。また、スペイン語では despedirse a la francesa(フランス式に別れる)と言います。 ドイツ語でも sich auf Französisch verabschieden/empfehlen(フランス語で別れる)という表現があり、意味はどれも「暇乞いをせずに立ち去る、帰る」です。
各国語の「~式に立ち去る」の相関図を表したものが以下です(ZEITMAGAZIN NR. 46/2014, 6. NOVEMBER 2014より)。
この図を見る限り、イギリスが一番「失礼」と見られているようですね。次がフランスです。
Soweit die Zusammenfassung der Redewendungen, die in FB, Twitter oder Note als "Redewendung des Tages" täglich vorgestellt wurden. Wenn Ihr sie lieber täglich einzeln anschauen wollt, dann folget mir in den jeweilgen SNS.
In diesem Blog fasse ich die täglichen Beiträge zusammen und evtl. ergänzende Kommentare.
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