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AutorenbildMikako Hayashi-Husel

Redewendungen der Woche KW11/2021

Die Redewendungen, die diese Woche (KW11/2021) in FB, Twitter oder Note als "Redewendung des Tages" vorgestellt wurden, werden hier zusammengefasst.



1.Anspruch auf etwas erheben


意味: ~を要求する 字義通りには「~に関する要求を(持ち)上げる」


例文: Diese Aufzählung erhebt keinen Anspruch auf Vollständigkeit.(訳例:ここで列挙されたものは、完全であることを主張するものではない)


Er erhebt Anspruch auf sein Erbteil.(訳例:彼は彼の相続分を要求する)


解説: 前回に引き続き Anspruch を使った慣用句です。要求の対象である「auf etwas」の部分は darauf + 不定詞句に言い換えることも可能です。例:Sie erhob Anspruch darauf, angemessen beteiligt zu werden(彼女は、適切な配分を受けることを要求した) やや堅めの言い回しですが、使用頻度は高いので、ひとまとまりのチャンクとして知っておくと読解や聴き取り力の向上に役立つことでしょう。

私が個人的によく使うのは、「Ich erhebe keinen Anspruch auf Vollständigkeit(これで全て・完全だとは言いません)」です。これを言っておくと、「あれを言わなかった」「これに言及しなかった」という批判を回避することができるからです。


2.jemanden/etwas in Anspruch nehmen


意味: 時間・手間・労力・注意などを要求する、必要とする;~に手間を取らせる、迷惑をかける;使う


例文: Die Arbeit nimmt mich sehr in Anspruch.(訳例:この仕事は非常に手間がかかる(私の時間と労力を要求する))


Studenten können unsere Beratungsleistungen in Anspruch nehmen. (訳例:学生は私たちの相談サービスを受けることができます)

Dieses Projekt nimmt viel Zeit in Anspruch.(訳例:このプロジェクトはかなり時間がかかる)


解説: この慣用句は、日本語に様々に翻訳できるので、辞書の訳を見ただけでは意味が掴みづらいのではないかと思います。 でも、基本は「要求」です。誰が、または何が、(誰かの)何を要求し、そのことが当然の権利としてなされるのか、そうでないのか、その辺の基準で日本語の方にバリエーションが出て来ます。つまり、ここでは日本語の方が細かいことを気にして使い分ける必要があるわけですが、ドイツ語の方では気にしなくていいんです。


3.Ansprüche an jemanden haben


意味: 人に要求を持つ、多くを求める、期待する


例文: Wer an der Spitze stehen will, muss hohe Ansprüche an sich selbst haben.(訳例:トップになりたいなら、自分自身に対して高い要求を持たなければならない)


Die Eltern haben oft zu hohe Ansprüche an ihre Kinder.(訳例:親は往々にして子どもにに期待をかけすぎる)


解説: hohen Anspruch an ... と単数形で使われることもありますが、複数形の方がどちらかと言うと頻度が高いので、見出しは複数形にしました。 an の後に人ではなく物が来ることもあります。

Anspruch は前置詞 auf と使われることもありますが、そうすると全然違う意味になります。それについては4.をご覧ください。


4.(einen) Anspruch auf etwas haben


意味: ~の請求権がある、~を要求する権利がある


例文: Jeder Arbeitnehmer hat Anspruch auf bezahlten Urlaub.(訳例:どの被雇用者も有給休暇を要求する権利がある)


Eltern haben Anspruch auf einen Kita-Platz.(訳例:親は子どもの保育園受け入れを要求する権利がある)


解説: 3.の Anspruch an ... (~に対する要求・期待)とは違い、前置詞 auf を使うと、その要求はただの要求・期待ではなく、「得て然るべきものを要求する権利」を意味することになります。上の例以外の典型的なものは Schadensersatz 損害賠償や Erstattung 払い戻し・償還などです。 法的に保証された請求権である場合は、einen gesetzlichen Anspruch auf ... haben ということが多いです。または 「Rechtsanspruch 法的請求権」という単語を使います。権利の対象を表すための前置詞は常に auf です。Recht auf etwas haben(~の権利がある)という慣用句とまとめて覚えてしまうといいかと思います。

「~の上に」という場所的な意味からは想像しづらいですが、こういうものは慣習で歴史的に固定してしまっているものなので理由を探ろうとしても徒労に終わることでしょう。私見ですが、何かの上に手を置いて、「これは自分のだ」と主張するイメージがあるのではないでしょうか。


5.Anstalten machen (etwas zu tun)


意味: 着手する、取りかかる、まさに…しようとする。


例文: Sie machte Anstalten, die Tür zu öffnen, wurde aber dann von den Wachen gepackt.(訳例:彼女はドアを開けようとしたが、そこで見張り番に捕まってしまった)


"Lauf! Na, lauf schon!" Doch das Tier machte keine Anstalten, sich auch nur einen Schritt weit zu bewegen.(訳例:「走れ!さあ、走るんだ!」しかし、その動物はただの一歩も動こうとしなかった)


解説: die Anstalt は「施設」の類を意味しますが、複数形では「準備・用意」を意味することもあります。通常、machen または treffen とともに使われます。 動詞 anstellen(原意は「~の近くに立てて(縦に)置く」)から派生した抽象名詞で、特に「einrichten 整える、設(しつら)える」という意味合いを継承しています。「施設」は「設えられたもの」「設えた結果としてあるもの」と解釈でき、Anstalten machen という場合の「準備・用意」は「整える・設えること」と解釈できます。 この慣用句はすでに15世紀には使われていたようですが、必ずしも複数形に限られてはいなかったようで、「Anstalt machen」とも言われていたようです。 現在ではもっぱら複数形が使われます。


6.an etwas Anstoß nehmen


意味: ~を不快に思う、~に対して不快感を持つ


例文: Ich nehme an seinem gebrochenen Deutsch keinen Anstoß.(訳例:私は彼のブロークンなドイツ語が気にならない)


Wenn man als Frau nicht immer freundlich und charmant ist und lächelt, dann wird eher Anstoß genommen, [...](訳例:女性が常に優しく魅力的に微笑んでいないと、[...] に比べて不快に思われることが多い)


解説: der Anstoß は動詞 anstoßen から派生した名詞で、原意は「突くこと」ですが、比喩的に何かの「動機」や「きっかけ」も意味します。ドミノ倒しの最初の石を「突く」感じをイメージしてみるといいと思います。 「an etwas Anstoß nehmen」はどちらかと言うと【雅語】に分類される言い回しで、婉曲に「何かが不快感を持つ原因・きっかけとなる」ことを表します。


7.Anteil an etwas haben


意味: ~の分け前にあずかる、~に関与している。 字義通りには「(何かの)一部を持っている」


例文: Wir haben an diesem Erfolg keinen Anteil.(訳例:私たちはこの成功に何の貢献もしていない)

An der Sicherung des Friedens hatte die UNO nur geringen Anteil.(訳例:平和維持に国連はほんのわずかな関与しかしなかった)


解説: der Anteil とは、何かを分割(teilen)した一部(der Teil) を誰かまたは何かに割り当てた部分を指します。この「割り当て」というニュアンスが、ただの der Teil との違いです。 前置詞 an は、「ある全体の一部」であることを示します。日本語を始め他の言語では属格(~の、英語の of、フランス語・スペイン語などの de)で表現されるものです。 例文としては上げませんでしたが、der Anteil は金融用語として株などの持分や利益の取り分なども表します。 例文の用法は、der Anteil のさらに抽象的な意味「関与・貢献・責任分担分」を示しています。 意味が広いので日本語の訳語(の1つ)だけを覚えているとなかなか掴みづらいので、コアイメージとして「何かの割り当て分」と覚えることをお勧めします。



Soweit die Zusammenfassung der Redewendungen, die in FB, Twitter oder Note als "Redewendung des Tages" täglich vorgestellt wurden. Wenn Ihr sie lieber täglich einzeln anschauen wollt, dann folget mir in den jeweilgen SNS.

In diesem Blog fasse ich die täglichen Beiträge zusammen und evtl. ergänzende Kommentare.










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