Redewendungen der Woche 今週のドイツ語慣用句 KW05/2021

Aktualisiert: Feb 21

今週(2021年第5週)にFBのページTwitterまたはNoteでご紹介した「Redewendung des Tages 今日のドイツ語慣用句」をまとめてご紹介します。


1.(das ist) so sicher wie das Amen in der Kirche.


意味: 絶対に確実である。 字義通りの意味は「(それは)教会でのアーメンのように確かである」


例文: Er wird sich zu rächen versuchen, das ist so sicher wie das Amen in der Kirche.(訳例:彼は仕返ししようとするだろう、それはまず間違いない)


Eine Antwort von Frau Schulze war so sicher wie das Amen in der Kirche.(訳例:シュルツェさんが回答することは確実だった)


解説: 教会のミサでは必ず「アーメン」を唱えます。これに例外はありません。つまり「教会のアーメン」ほど予測可能で確実なことはないわけですね。この慣用句は、そのように絶対に確実であることの比喩です。 Duden Redewendungen und sprichwörtliche Redensarten では、この慣用句は「umgangssprachlich 口語」に分類されていますが、文章に書けないということではありません。学術論文などのお堅い文章には相応しくはありませんが。


2.Amok laufen

意味: 狂暴性精神錯乱状態で走り回り、(複数の)殺人を犯す。口語では比喩的に「ブチ切れる」を意味することも。 字義通りには「アモックを走る」


例文: Warum Menschen Amok laufen? Warum gibt es immer wieder Menschen, die sinnlos um sich schießen?(訳例:なぜ人間は凶暴な無差別殺人を犯すのか? なぜ無意味に銃を撃ちまくる人が何度も現れるのか?)


Wir müssen also damit rechnen, dass Asch, allerdings nur geistig, Amok läuft.(訳例:つまり、アッシュが、まあ精神的にだけとはいえ、凶暴に攻撃しまくる可能性があることを考えておかなければならないんだね)


解説: Amok アモックとはマライ地方の風土病の狂暴性精神錯乱を指すマライ語で、本来は戦いを決する戦術の1つであったと言われています。今日では、残念ながら銃や刃物などの武器を振り回して手当たり次第に人を攻撃し、多くの場合自殺して終わる無差別大量殺人、銃乱射事件などを指します。名詞形は der Amoklauf、また、それをする人は Amokläufer と言います。 車で人ごみに突っ込むような場合は、Amok fahren と言います。残念ながらそういうテロ攻撃も何度かありましたね。


最近の口語では、「wenn ..., laufe ich Amok(もし~なら、俺、銃乱射事件起こしちゃうよ⇒ブチ切れるよ)」などのように、過激な比喩表現としても使われることがあります。


3.in Amt und Würden sein


意味: 要職にある、奉職する。


例文: Seit heute ist der neue Bundespräsident in Amt und Würden.(訳例:今日から新連邦大統領は奉職している)


Der zu Unrecht entlassene Direktor hoffte, bald wieder in Amt und Würden zu sein.(訳例:不当に解任された重役は、またすぐに要職に就くことを願っていた)


解説: Amt und Würden はドイツ語によくある Zwillingsformel(双子形式)の一種で、韻は踏まずに似た意味の単語を重ねるタイプです。 Würde は、位階や顕職を意味しますが、redensarten-index.de には「In dieser Formel steht "Würde" für das Ansehen und die Achtung, die sich aus einem Posten ergibt(地位によって得られる名声や尊敬)」との解説があるので、この慣用句は「役職と顕職にある」という重複的意味ではなく、「地位と名声を持つ」と解釈できるでしょう。


4.von Amts wegen ( = v. A. w.)


意味: 1) in behördlichem Auftrag: 官庁・当局の任務で、職権上 2) dienstlich: 仕事・職務上の理由・事情で 


例文: 1) Die Höhle wurde von Amts wegen aufgrund der akuten Einsturzgefahr geschlossen.(訳例:その洞窟は、差し迫った地崩れの危険があるため当局の権限で閉鎖された)


2) Mein Mann ist von Amts wegen derzeit in Marokko tätig.(訳例:私の夫は現在職務上の理由でモロッコで活動しています)


解説: この慣用句をアクティブに使う機会はあまりないと思いますが、報道や役所からの通知などによく使われますので、von Amts wegen の3語でひとまとまりの意味なのだということは覚えておいた方がよいでしょう。 「v. A. w.」と略されることもあります。本来ラテン語 ex officio からの借用翻訳なので、e.o. という略語が用いられることもあります。 法律用語としては、官庁や裁判所が具体的な申請や手続きを開始するような措置なしに、自らその権限内の職務を行うことを意味します。 オーストリアの法律用語として amtswegig という形容詞や Amtswegigkeit という名詞も使われます。



5.den Amtsschimmel reiten


意味: やたら形式や手続きにこだわる。 字義通りには「役所の白馬に乗る」


例文: Kleine Beamten reiten gern den Amtsschimmel.(訳例:小役人はとかく杓子定規なやり方をするものだ)


Auf dem Arbeitsamt hatte es mal wieder ewig gedauert, weil die dort ständig den Amtsschimmel reiten.(訳例:労働局ではまた偉く時間を取られたよ。あそこの連中はいつもやたら形式や手続きにこだわるからね)


解説: この慣用句に使われている「過度の官僚主義」を象徴する Amtsschimmel は、「役所の白馬」と現代では解釈されていますが、本来の語源には2通りの説があります。 1つはオーストリア・ハンガリー帝国における「型通りの決裁 Simile(ラテン語の similis「類似の」から)」が変形したものであるという説、もう1つは、スイスで19世紀に役所の配達人が馬に乗って書類を運んだことから、「auf dem obrigkeitlichen Schimmel herumreiten(お上の御馬を乗り回す)」という慣用句が生まれ、それが Amtsschimmel の元になったという説です。 1つ目の説が正しいのであれば、馬とは無関係ということになります。 別の珍説では、「Schimmel =カビ」という解釈で、古い書類の表紙などに生えるカビを指しているのだとか。「繁文縟礼」という意味での Amtsschimmel の解釈としてはそれなりにかび臭い説得力がありますが、慣用句では reiten(乗馬する)とともに使われているため、やはりここは「馬」と解釈しないと比喩のイメージが合わないことになります。 もう1つの慣用句「der Amtsschimmel wiehert(役所の白馬が嘶く)」も、「Schimmel = 白馬」でないと成り立たない比喩表現です。こちらの慣用句は「官僚主義がはびこっている、万事がお役所的だ」という意味です。

ちなみに添付の写真は Heilbronn ハイルブロン市役所に飾られている Blasius Spreng ブラジウス・シュプレングの「Amtsschimmel」の彫刻です。




6.zum Anbeißen sein/aussehen


意味: かぶりつきたくなるほどかわいい、魅力的である


例文: Die Mädels sahen zum Anbeißen aus.(訳例:あの女の子たち、かわいかったなぁ)


Ist die Kleine da drüben nicht zum Anbeißen?(訳例:あそこにいる小柄な子さ、マジでかわいくね?)


解説: anbeißen「かじりつく」を使った比喩的慣用表現で、どちらかと言うと人間の本能に根ざした感覚なので、あまり解説は要らないのではないかと思います。魚が釣り餌にかかることも anbeißen と言いますが、人間、特に男性の場合は、女性にかじりつく、またはかぶりつきたくなるような欲求を感じることもあるでしょう。その欲求の対象を主語として、zum Anbeißen「かぶりつきたくなるような」という形容をしたのがこの口語表現です。 女性の場合は、赤ちゃんや小さい子のぷにぷにのほっぺなどを見て、こういうことを言うことが多いのではないかと思われます。「かわいくて食べちゃいたい」という感じでしょうか。 zum Anbeißen の代わりに zum Anknabbern と言うこともあります。anknabbern も「かじりつく」という意味です。

ちなみに knabbern には、特に固いものをガリガリバリバリ食べるような語感があります。

etwas zu knabbern haben などと言うと、「難しい問題(harte Nuss)を抱えている」という意味になります。でも、anknabbern だとちょっとそこまでガッツリかじる感じではなくなります。

beißen は「噛む、咀嚼する」という意味の最も一般的な動詞です。比喩的に「食べる」も意味します。etwas zu beißen haben と言うと、「食べ物がある」になります。anbeißen だと、パクッと食いつく感じがあります。


7.kurz angebunden sein


意味: 言葉少なで、(長い)会話を歓迎していない、受け答えが短く不親切である。 字義通りには「短く繋がれている」


例文: Er war kurz angebunden und ging auf nichts ein.(訳例:彼はつっけんどんな短い受け答えしかせず、何についても説明しなかった)


Warum bist du so kurz angebunden? Hast du schlechte Laune?(訳例:なんでそんなにぶっきらぼうなの?機嫌悪いのか?)


解説: この慣用句は本来、動物飼育の分野から来ており、動物が手綱を短くして繋がれている状態を表していました。そのように繋がれている動物は、神経が逆立っており、刺激されやすいものです。あるいはそのようにイラついて手に負えないから手綱を短くして動きを取れないように繋がれたのかもしれませんが。 そういう状態を人間に当てはめてみた比喩表現です。ムスッとして、あるいはイラっとしてつっけんどんな短い受け答えしかしない感じが伝わってきませんか?



以上が今週、FBのページTwitterまたはNoteで毎日1つずつご紹介していった慣用句のまとめと補足です。1日1つずつの方がよいという方は、FBのページTwitterまたはNoteをぜひフォローしてください。

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